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小惑星の名前の由来となった神話について
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初めてのブログということで、やはり1番手は番号1番のケレス
ケレスともセレスとも言われ、英名Ceres  ローマ神話のケレスから命名された
小惑星として初めて発見された天体です 最初にふさわしい天体といえるでしょう
Ceres_02.jpg
(画像はハッブル宇宙望遠鏡が捉えたケレス
提供:NASA/ESA/J. Parker(Southwest Research Institute) )

ところでローマ神話のケレスのエピソードは・・・・
ローマ神話のケレスとしてのエピソードはないみたいなのです(のっけからこれか・・・・いきなりすいません)
ローマ神話のケレスはギリシア神話のデメテルと同一神だそうで、デメテルのエピソードを書いていきます(デメテルの話は超有名なエピソードなのでご存じの方も多いかと思いますが、なにとぞご容赦願います)


デメテルといえば、大地の女神・豊饒の女神としてあがめられています。
クロノスとレアの2番目の娘、ゼウスの姉、オリュンポス12柱神の一人でもあります。
デメテルにはゼウスとの娘ペルセポネが居ました。デメテルはペルセポネを溺愛していました。
デメテルの仕事は大地に豊饒をもたらすこと。この仕事をペルセポネと一緒に行っていました。

ある日、ペルセポネがハデスに誘拐されます。ハデスは冥界の王で、ハデスの妃にペルセポネを推薦したのはゼウスでした。
ペルセポネが居なくなったことを知ったデメテルは、ペルセポネを探す旅に出ます。その間、豊饒の女神を失った大地は荒野と化していきました。でもデメテルは愛娘の方が大事だったので、大地が荒野になろうと知ったことではありません。
これにはさすがのゼウスも困り果て、デメテルに提案します。ペルセポネが冥界のものを食べていなければデメテルの元に返そう、という案です。神々の取り決めで冥界のものを食べていたなら、冥界から出てこられない決まりがあったのです。
しかし、ペルセポネは空腹のあまり冥界のザクロを4粒食べていた後でした。ハデスはこれを盾にペルセポネを返そうとはしません。
ここでゼウスが再度提案します。4粒分すなわち4ヶ月はペルセポネは冥界にいなければならないが、残り8ヶ月はデメテルの元にいるようにしよう、と。
ハデス・デメテルの両者は渋々この案を受け入れます。こうしてペルセポネは4ヶ月間は母の元を去り冥界に行くことになりました。
デメテルは、ペルセポネと別れて暮らす4ヶ月は悲しみのあまり大地に豊饒をもたらす仕事を放棄してしまいます。しかしペルセポネがデメテルの元にいる間は大地に豊饒がもたらされるようになりました。

この話は冬の到来を神話に語った物として、ギリシア神話を語る上でははずせないエピソードでした。

とりあえず、今日はここまで。でも、デメテルの話はまだまだいっぱいあるのでまた書こうと思います。
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